ギターといえば、ロックやフォークを思い起こす人が大半だと思いますが、私の趣味は、クラシックギターです。美人のギタリストがいて、テレビにも少し出たりしていますが、まずマイナーな世界ではないでしょうか。

中学生のころ、家族に、当時流行だったギターを買ってくれと頼んだら、快く買ってくれました。しかし、みんな知識がなかったので、フォークソングの弾き語りに使いたかったのに、買ったのはクラシック用のギターだったのです。これは、「影を慕いて」などと演歌を歌うにはいいでしょうが、フォークには合いません。それでも弾き語りの練習をその楽器で練習しました。弾き語りには向かないと分かったのは、使い始めて少したってからで、楽器屋に交換してくれとは言えなくなっていました。

そうこうしているうち、教育テレビでクラシックギターを教える番組があるの知り、試しに見て気に入ってしまいました。さっそく教則本を買ってきて独学で練習し始めました。あの有名な「禁じられた遊び」が弾けるようになったときは、感無量でした。うれしくて一層練習に励みました。学生時代には、サークルに入って弾いたりもしましたが、就職するとともに遠ざかっていました。

 歳月は流れ、仕事を退職する歳になりました。退職してみると、なんとも退屈でやることがない。そこで思い出したのが、ギターです。外交的でない私は、バンドを組んでわいわいというのは性に合いません。その点クラシックギターは一人で完結します。倉庫から楽器を引っ張り出して弾いてみました。あっという間に数十年の時を超えて、あの頃の熱情が蘇ってきました。時間もできたし、ちょっと教室にでも通ってみようかと今思っています。「アルハンブラの思い出」がこれからの目標です。